リモートワークが定着しつつある今、「仕事はきっちり片付けたいけれど、旅や観光も妥協したくない」という欲張りなニーズが生まれている。平日の昼間はリモートワークに集中し、夕方以降や休日に観光を満喫する“プチ観光プラン”なら、時間を最大限に使いながら新しい土地の魅力も楽しめるはず。ここでは、仕事終わりの数時間を有効に活用するためのアイデアを紹介しよう。
メリハリがカギになる
一日の大部分を仕事に充てながらも、少しでも空き時間があれば観光スポットやグルメを巡りたいところ。ただし、ダラダラ働いてしまうと観光タイムが削られ、余裕がなくなってしまう。そこで鍵になるのが「仕事のメリハリ」。午前中や日中の集中タイムをしっかり確保し、夕方以降は思い切ってパソコンを閉じるなど、明確な区切りをつけるのがおすすめだ。
夕景・夜景スポットを狙う
観光は必ずしも昼間にしなければいけないわけではない。むしろ観光地によっては、夕暮れや夜にこそロマンチックな風景が広がる場合も多い。例えば港町の夜景、ライトアップされた寺社仏閣など、昼と違う魅力を味わえるスポットは意外に多い。夕飯を兼ねて地元の居酒屋やレストランを巡るプチグルメ旅も一興だ。
オンライン会議後はすぐ移動できる計画を
リモートワークの日程を考える際、オンライン会議が終わるのが夕方頃なら、観光先の最寄り駅や駐車場までのアクセスを事前に調べておくとスムーズ。バイクや車移動の場合は、夕方の渋滞タイミングを避けられるように出発時刻を調整してみるといい。公共交通を使うなら、会議が終わる時間帯に合わせた電車やバスの時刻表を把握しておきたい。
コワーキングスペース選びもポイント
日中に集中して仕事をこなすためには、快適な作業環境が欠かせない。駅チカや観光地近くのコワーキングスペースを利用すれば、夕方以降の移動がぐっと楽になる。夕方以降にシャワーやカフェサービスが利用できる場所なら、さっとリフレッシュしてから観光に出かけられるので疲れも軽減。バイクや車の駐輪・駐車場が整備されているかも要チェックだ。
地元の人に聞く“穴場”探し
ネットで検索しても出てこない小さな夜市、週末だけ開かれる屋台やバーイベントなど、地元の人ならではの情報は貴重。昼の休憩時間やコワーキングスペースでの雑談を通じて情報を仕入れられる場合もある。思いがけないレトロな商店街や、絶景スポットが見つかるかもしれないので、こまめにコミュニケーションをとってみよう。
旅先での仕事は“効率よく楽しむ”がテーマ
平日は仕事、でも隙間時間や夕方以降を使って観光を楽しむ。そんなプチ観光プランは「完全な旅モード」ではないぶん、時間管理がポイントになる。とはいえ、仕事があるからこそ観光の時間が特別に感じられるのも事実。スマートに働いてパパッと終わらせるために効率化ツールやタスク管理を駆使し、夕暮れどきには観光モードに切り替えられるよう工夫してみてほしい。
旅と仕事は必ずしも真逆の存在ではない。むしろ、「限られた時間だからこそ、短い観光がより濃厚になる」と感じる人も多い。仕事後の数時間で行けるスポットをリサーチし、メリハリをつけて行動すれば、リモートワーク中でも十分に旅気分を味わうことができるはず。ぜひ“仕事終わりのプチ観光”を取り入れて、新たな充実感を手に入れてみてはいかがだろう。